臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

更新日: 2023年2月6日 薬剤師コラム編集部

薬局グループでの障害者雇用、実際は?

薬局グループでの障害者雇用、実際は?のメイン画像

全国の薬剤師へ専門性の高い最新の医薬情報を提供している月刊誌ファーマスタイル。そのWEB版がm3.comで閲覧できるようになりました。薬剤師なら押さえておきたい医療記事を毎月ピックアップしてご紹介します。

障害のある方の社会復帰を支援する 企業の取り組み

障害者雇用は事業主に義務付けられており、従業員43.5人以上に対し障害者1人以上の雇用が必要となる制度です。しかし民間企業の法定雇用率は2.3%程度。そこで今回は重度障害者を雇用しているクオールアシスト株式会社に取材し、実際の障害者雇用についてうかがいました。

クオールアシスト株式会社は、薬局業界では全国初となる特例子会社(障害がある方の雇用促進と安定を図るために設立された会社)です。従業員を雇用する際は、公共職業安定所(ハローワーク)や地域障害者職業センターなどと密に連携し、採用前に候補者の自宅を必ず一度訪問しています。これにより履歴書記載の資格だけでなく、実際に業務を実施する環境やスキルを直接確認できます。

障害者雇用であってもPCの貸与や在宅勤務手当(Wi-Fiや光熱費の一部)以外に特別な制度は設けていません。業務の発注主は基本的にクオール薬局やクオールグループの各企業となり、入社2カ月後には業務の様子や会社全体の業務状況から配属先が決まります。実際の制作物はクライントのイメージや希望に沿うようコミュニケーションを元に仕上げるため、健常者が手がけるものとクオリティは何も変わらないのが現状です。

また業務状況の管理はグループリーダーが担い、体調面などで相談がある場合には生活支援センターの方と連携し一時的な対応をお願いしています。コロナ収束後には社員同士が直接会える機会を設けるなど、社員が仕事にやりがいを持って長く働けるよう環境を整えたいと考えています。

続きは、本記事よりご確認ください。

障害のある方の社会復帰を支援する 企業の取り組みの画像 記事を読む

関連記事

精神障害を持つ人の就労状況、「当事者の希望とマッチ」で就労継続が長期に

援助付き雇用プログラム(IPS)利用者の就労状況データを公表。重い精神障害を持つ人が企業で働けるという新たな可能性や支援、フローについて言及しています。

夜型は仕事のパフォーマンス低下を招く

朝型または夜型のタイプ別に調査した研究結果が掲載されています。健康問題を原因とする早期退職の関連因子を検討し分析、評価している内容です。

発達障害の家族支援と治療で知っておきたいこと

ASDやADHDなどの発達障害を有する子どもの家庭支援に関する話題。ライフステージに応じた診断や薬物治療、ペアレントプログラムなどの適切な支援について解説しています。

まとめ

ご紹介した記事の他にも、ファーマスタイルでは最新の医療情報を豊富にそろえています。服薬指導や処方監査など、気になるテーマの記事はこちらからご確認ください。

すべてのコラムを読むにはm3.com に会員登録(無料)が必要です

こちらもおすすめ

薬剤師コラム編集部の画像

薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
m3.com薬剤師会員への意識調査まとめや、日本・世界で活躍する薬剤師へのインタビュー、地域医療に取り組む医療機関紹介など、薬剤師の仕事やキャリアに役立つ情報をお届けしています。

キーワード一覧

臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

この記事の関連記事

アクセス数ランキング

新着一覧

26万人以上の薬剤師が登録する日本最大級の医療従事者専用サイト。会員登録は【無料】です。

薬剤師がm3.comに登録するメリットの画像

m3.com会員としてログインする

m3.comすべてのサービス・機能をご利用いただくには、m3.com会員登録が必要です。

注目のキーワード

医薬品情報・DI 調剤報酬改定 薬物療法・作用機序 服薬指導 派遣薬剤師 医療過誤・ヒヤリハット 業界動向 学習方法 薬局経営 年収・待遇