ロボット薬局(梅田薬局)はさらに進化する 薬局と薬剤師の未来の姿とは
前編「ロボット薬局(梅田薬局)の今、立ち上げのきっかけとその道のり」では、梅田薬局を立ち上げるまでの苦労や工夫、調剤を自動化するメリットなどを伺いました。後編では、梅田薬局の今後の構想や、渡部社長が考えるこれからの薬局業界、薬局の未来について伺いたいと思います。皆さんが気になる、未来の薬剤師にはどのようなスキルが必要になると考えていらっしゃるのかもお話してくださいました。
さらに変化が求められる薬局と未来予想図
変化を求められている薬局が、今後はどのような形になっていくと予想されるか、渡部社長の考えを教えてください
日本の薬局全体における課題は「Amazonにどう勝るか」ということです。
今の日本の状況でAmazonファーマシーが上陸した場合、調剤ミスがあり待ち時間も長い既存の薬局では、それに勝る点が何もありません。日本は完全にシェアを奪われてしまうことは目に見えています。したがって、調剤ミスと待ち時間をなくすことに重きをおいて、薬局は変化していく必要があると考えています。
薬局の質を上げていく変化の過程には、テクノロジーの活用は必須事項となっていくでしょう。自動化された薬局を各地域に設けていき、インターネットと物流を融合させて、医薬品のインフラを構築していく必要を感じています。
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