事務さんから見た薬局薬剤師!~3.事務さんはどんな思いで働いている?
事務さんから見た「薬剤師」の印象について、前回・前々回で紹介してきましたが、第3回では「薬局」に対しての印象、また事務さんがどんな思いを持って薬局で働いているのか、その本音に迫ってみます。
患者さんに最初に接する”薬局の顔”として
事務さんがどんな思いで仕事をしているかは、子どもと高齢者どちらが多いか、都会か田舎か、処方箋枚数が多いか少ないか…といった薬局の置かれている状況によって様々と思われます(薬剤師もそうですが)。しかし、多くの場合に共有しているのが、「患者さんが薬局に入って最初に顔を合わせるスタッフである」ということに対する責任感と自負です。
処方箋を持って薬局に来られる方というのは、基本的に何かしら体調に関する問題を抱えている方です。そのため、あまりワクワクやウキウキといった陽気な気分ではなく、自身の健康に対する不安や通院の面倒さ、病院での待ち時間に疲れた等のネガティブな感情を抱えているはずです。そこの精神的な負担を少しでも軽減することができないか、事務さんは主に患者さんのメンタルをフォローするという面から色々なことを考えて仕事をしています。
確かに、”いつも自分をにこやかに出迎えてくれる事務さん”が居ると、薬局へ行く足取りも軽くなるはずです。さらに、その事務さんが話しかけやすかったり、待ち時間の負担やストレスを和らげてくれたりする人であれば、十分に”薬局を選ぶ理由”にもなると思います。
…そんな事務さんの頑張りですが、薬剤師が調剤や監査を行っているときに行われているものは、なかなか気づけません。一度、自分の店の事務さんが受付でどんな風に仕事をしているのか、ちょっと覗いてみるのも良いかもしれません。