服薬指導に役立つ!循環器病態生理学
病院に約8年、調剤薬局に約5年、あわせて13年の薬剤師経験をお持ちの進藤まゆみ(仮名)さんに、「薬剤師専用e-ラーニング<m3ラーニング>」を体験いただきました。
今回の講座
『心臓の病気を知ろう!人に教えたくなる循環器疾患』
日本人の死因第2位(※)、死亡数も患者数も増加傾向の心疾患。2018年に公表された心不全診療ガイドラインでは予防に注力、チーム医療に関しても触れられており、循環器疾患の患者さんに薬剤師が関わる場面がますます増えてくると思われます。※厚生労働省『平成29年(2017)人口動態統計月報年計(概数)の概況』
講座で学べること
・心臓の基本的な解剖生理学について理解し説明できるようになる
・不整脈の基本的な分類、治療法と簡単な心電図の見方が分かるようになる
・予防医療における高血圧の位置づけと治療の流れが理解できるようになる
・心不全の概要とステージ別の治療について分かるようになる
・虚血性心疾患の検査法や非薬物療法も含めた治療法について学ぶことができる
受講をおすすめしたい薬剤師イメージ
・調剤薬局や病院・診療所において服薬指導を行う薬剤師
・ドラッグストアや薬局でお客様の健康相談に対応する薬剤師
・予防医療に力を入れていきたい薬剤師
・循環器疾患やその関連薬に苦手意識のある薬剤師
・主な循環器疾患を関連付けて学習したい薬剤師
講座の内容
第1部:循環器系(解剖・生理)、不整脈
循環器疾患の病態生理を理解するために必要な解剖生理学を復習した後、不整脈についてその分類や治療法を中心に学びます。
・心臓の解剖生理学:心臓の構造、冠状動脈、心膜、刺激伝導系、電気学的変化、血行動態(収縮と拡張)
・頻拍と頻脈、徐拍と徐脈の違い
・徐拍性(徐脈性)不整脈
・頻拍性不整脈:期外収縮、発作性上室性頻拍、心房細動と心房粗動の関係、心電図での比較
・治療における2つの方向性
病態生理学的アプローチ:薬物療法(Vaughan Williams分類、Sicilian Gambit分類)
エビデンスに基づくアプローチ:心拍数コントロール、洞調律化(除細動)
・カテーテルアブレーションの流れ
第2部:高血圧、心不全
前半では予防医療における高血圧の位置づけと基本的な治療の流れについて学び、後半では心不全のステージ分類を踏まえつつその概要と治療法への理解を深めます。
・高血圧が問題となる理由
・高血圧の薬物療法
・治療抵抗性高血圧
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