20代のBさん(男性)ワークライフバランス重視の転職、地域限定社員に
薬剤師として働き始めて間もない20代での転職は、決断しづらいものです。
今回話を伺ったBさんは、新卒で大手ドラッグストアに入社後、約2年で同業他社へ転職しています。
その背景にはワークライフバランスの見直しと、地元へのUターンがありました。転職で見えてきた将来設計もあります。
20代で転職を決めたBさんに、転職活動の進め方と転職後の変化を聞きました。
Bさん流転職の処方箋
その1.20代で複数の企業を経験し、比較する
その2.会社の安定性だけでなく、ワークライフバランスも考える
その3.転職活動はキャリア整理に役立つ
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(エムスリーキャリア)
「キャリアアップを目指し」新卒で大手ドラッグストアに入社
Bさんは2023年の大学卒業後に大手ドラッグストアA社に入社しました。大手ドラッグストアA社を選んだ理由は?
Bさん
一番の理由は、キャリアアップが早いという点です。
学生の頃からドラッグストアや調剤薬局の採用担当の方と接する機会が多く、薬剤師として働くだけではなく、将来的には採用担当のような本社業務にも関わってみたいと思っていました。
ただ、採用担当はどの企業でも希少なポジションです。
そんなとき、A社の入社説明会では、早い人だと2年目の中盤くらいから採用担当になるケースがあると聞きました。
いくつかの会社を比較し、キャリアアップの早さに魅力を感じたことが理由です。
A社は店舗を全国展開していて、かなり規模が大きいですね。Bさんの業務内容はどのようなものだったのでしょうか。
Bさん
A社では、全国どこでも勤務可能にする全国区社員と、関東など特定の地域で働く地域限定社員と、社員の種類が選べるようになっており、私は全国区社員を選択しました。
入社後は研修を経て、臨床薬剤師として勤務しました。
ドラッグストアチェーンですが、私は開局から閉局まで、基本的に調剤室で臨床の調剤業務を担当していました。
実際の業務内容ですが、私は5店舗ほど経験し、平均すると1日あたりの処方せん枚数は80枚くらいでした。その規模の店舗だと、薬剤師は基本的に2名体制です。
勤務時間は主に9時から19時ですが、1店舗だけ門前のため21時まで勤務がありました。
土曜日は9時から13時なので、その分、平日に1日長く働くようなシフトになっていました。
残業については、A社は少し特殊で、もともと9時間労働制です。
一般的な8時間労働を基準にすると、1時間分が残業扱いになるので、それが月に20時間、一般的な残業が10時間で、合計すると月30時間ほどでした。
5店舗の内訳は門前が2店舗、面が2店舗、施設と提携した在宅が1店舗で、異動の内示は1カ月前に来る形でした。
都道府県をまたいで引越しがある異動もありました。
私はそれほど負担に感じませんでしたが、異動をストレスと感じる人もいますね。
地元に戻ることを意識、薬剤師2年目に転職を決意
転職を考えたのはいつごろですか。
Bさん
2年目の秋、当時は地方に配属されていて、実家のある地域に戻りたいという気持ちがありました。
転職の理由は、将来起こるであろう、結婚や親の介護などを鑑みて、働く地域を考えたこと、また、長期的にみて若いうちに2社くらい経験しておくと、薬剤師業界の違いを知ることができると考えたからです。
転職活動はどれくらいの期間でしたか。また転職先を選んだ理由も聞かせてください。
Bさん
活動したのは、2カ月ほどで、エージェントを利用しました。
エージェントから最初に20社ほど紹介されて、その中から条件を絞って4社に絞り、比較しました。
転職先の条件として重視したのは、ドラッグストア併設の薬局であることと、会社の安定性です。
ただ、私が考えていた安定性は会社の規模だけではなく、残業時間や働き方など、自分自身の心身の安定も含めています。
転職先は、大手ドラッグストアチェーンのB社です。
A社もB社も大きな会社なので、企業としての安定性は大きく変わりませんが、ワークライフバランスを考えると、今の会社の方が余裕があります。
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1日の処方せんは40枚、残業はほぼゼロに
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