調剤薬局で働く 現役薬剤師のキクオ が、日々薬局で繰り広げられる薬剤師のリアルな日常をお届けします。
薬剤師におすすめのプライベートの過ごし方
今回は薬剤師のプライベートについて、現役薬剤師である私キクオと、友人薬剤師の私生活をリアルに紹介していきます!
果たして、薬剤師は世間のイメージ通りインドア好きが多いのか?
それともアウトドア好きが多いのか?
後半には薬剤師におすすめのプライベートの過ごし方も紹介していきます!
それでは、いってみましょう!
アウトドア派の過ごし方
今まで出会ったアウトドア派の薬剤師に、特に人気のアクティブな休日の過ごし方は以下になります!
- マラソン
- スノーボード
- 旅行
以前、マラソン大会に参加して、「薬局名をプリントした運動着で走る薬剤師」に遭遇しました。地域の大会では薬局の宣伝になりますね。よく見るとその運動着には「お気軽に薬の相談ができます」と書いてありました(親切ですね!)
このように、職場のサークル活動や、職場内のチームワーク向上を目的に、マラソンに参加する薬剤師がいます。
また、スポーツファーマシストの一環で、マラソン大会会場での、アンチドーピング啓蒙活動があります。健康相談ブースを設け、市民からの健康相談に薬剤師が答えます。こうした活動がきっかけで、マラソンというスポーツに興味を持つ薬剤師もいるのでしょう。
実は私キクオも、フルマラソンを走ったことがあります!次の日に産まれたての子鹿のようになった記憶が蘇ります。
2つ目はスノーボードです。
雇用形態を変更しやすい薬剤師には、冬の間だけ、北海道へ引っ越し、アルバイトで生計を立てながらスノーボードを楽しむ方もいます。冬に備えて、夏の間に一生懸命働いて資金を貯める働き方も薬剤師は可能です。プライベートを重視して働く環境・方法を変えられるのは、薬剤師の特徴でもありますね。アクティブな薬剤師にはたまらない、魅惑のアウトドアスポーツと呼べることでしょう!
3つ目は旅行です。
旅行好きな薬剤師は多く、連休があるとスケジュールを組むことに情熱を捧げます。職場によっては長期休暇制度と有給休暇を活用して、海外旅行に行ける程の休みを手に入れることが可能です。
旅行はアクティブな面もありますが、宿泊先でゆっくりと現実逃避が出来る点も魅力ですね!旅行好きが高じてか、語学留学へ行く薬剤師もいます。資格があり、キャリアの選択肢が豊富だからこそ、就職した後にも新しいことにチャレンジできるのでしょう。
医療英語をマスターすることで薬剤師としての活躍の場が広がるかもしれません!海外からの患者さんに服薬指導をスムーズに行えば、職場で一目置かれる存在になるはずです。
インドア派の過ごし方
インドア最高~!私の周りでは休日はインドアで過ごす薬剤師が多いです。具体的には
- アニメ
- ドラマ
と、まさにインドア派の王道の過ごし方。
マンガから派生した医療ドラマやアニメは職場内で会話をするキッカケになり、薬局内におけるコミュニケーションの円滑化に一役買っています。
ややマイナーで母数が少ないですが、薬剤師に人気のインドアは
- 英会話
です。前述の語学留学を考えている薬剤師は英会話レッスンに励む人が多い印象です。
もともと、勉強が得意な人や好きな人が薬剤師には多いので、インドアな過ごし方として、英会話はピッタリですね。
他には自身の健康のために、ヨガに通ったり、学生時代に習っていた音楽を継続したり、趣味を謳歌している薬剤師もいます。
調剤薬局の中には、土曜日半日勤務、もしくは終日勤務の薬剤師もいるので、週末が連休にならず、インドアでゆっくりしたい人が多いようです。
日曜日にアクティブに動くと、月曜日に頑張りたくないよ〜と頭によぎってしまうため、必然的にインドアで過ごす薬剤師は多くなるのかもしれませんね!
薬剤師におすすめのプライベートの過ごし方は?
さあ、現役薬剤師がおすすめするプライベートの過ごし方を紹介していきましょう!
(完全に個人的なおすすめです。悪しからず!)
① スーパー銭湯
・・・はい、賛否が分かれますね。
メリットとして
- (インドア派が好きな)マンガを完備している施設がある
- 健康志向の薬剤師におすすめ、岩盤浴にヨガでリフレッシュ
- 施設内に飲食店がある
- 友人、家族と一緒に行ける
- 日々時間に追われる薬剤師に嬉しい!制限時間がない
- 嫌な事を洗い流せる(お風呂だけに)
が挙げられます!
中にはWi-Fiが繋がるところもあり、カフェのようなスペースも非常に心地が良いです。
ちなみに早朝にランニングをした後、スーパー銭湯でくつろぐというハイブリッド型の過ごし方もおすすめで、大いにリフレッシュできるでしょう!
② ドラッグストア巡り
調剤薬局や病院勤務の薬剤師は是非体験してほしい過ごし方です。
薬局では患者さんから「この花粉症の薬って薬局で売ってないの?」「この薬に代わるものって何?」と相談をされるケースがあります。薬の内容だけでなく、サプリメントや健康補助器具について相談されることもあります。
私は休日にドラッグストアによく行きます。
- 現在職場で扱っている医薬品はドラッグストアで購入できるのか
- 商品をアピールするためのPOPはどう書いているのか
- 日用品や健康補助器具の品揃えは何があるのか
- 顧客サービスと患者に向けてのサービスはどんなことをしているのか
上記の項目をイメージしてドラッグストア巡りを行うと、新しい発見が見つかることでしょう!
休日に食料品や日用品を一緒に買いだめするのも効率的ですね!
私の周りの薬剤師をみてみるとインドアを好む薬剤師が多い傾向で、薬剤師にインドア派が多そうな世間のイメージは必ずしも間違っていないようです。土曜日曜と連続した休みが取りづらい勤務条件だからこそ、必然的にインドアで過ごす薬剤師が多くなるのかもしれませんね!
一方で、長期連休を利用した旅行好きな薬剤師が多い、という実態も見えてきました。
薬剤師だからできる働き方や、プライベートの過ごし方は、参考になりますね。
時に「薬剤師は薬局に閉じこもってないで外に出よう」と言われることがありますが、身の丈に合った役割を探すことも大切だと記事を書いてみて思いました。プライベートがあるからこそ、現在の仕事も頑張ることができますし、無理のない範囲で仕事とプライベートのバランスを調節することが大切だと思います。忙しい毎日を過ごしている薬剤師へ!何かを見つめ直すキッカケになれたら幸いです。それでは、また!