ワクチン接種の担い手候補!薬剤師の職務
2021年5月21日に開催された「新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を推進するための各医療関係職種の専門性を踏まえた対応のあり方等に関する検討会」の中で薬剤師を含む各医療関係職種によるワクチン接種が検討されましたが、薬剤師の接種について今回は見送りとなっています。
しかし、各職種が元来持っている専門性を踏まえ、どういう役割分担がいいのか議論した結果、1~3が薬剤師に期待される役割と位置づけられました。
これはあくまでも現段階での話で、将来的にワクチン接種の担い手が不足した際は薬剤師によるワクチン接種が再度検討される可能性もあります。
日本薬剤師会の安部好弘副会長は「変異株によって若年者が重症化し、その際に打ち手が不足している状況になったときには、薬剤師がいち早く期待に応えられるような準備を進めていく」と述べ、早急に薬剤師向けの研修マニュアルを策定する考えを示しています。
薬局で勤務する薬剤師のワクチン接種への関与については、医療従事者や高齢者の接種を行っている現在の段階では、地域差、個人差が大きいと感じています。ですが、一般接種が行われるようになれば、接種に関わる機会は確実に増えます。
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