Withコロナ時代の薬剤師のコミュニケーションとは?
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薬剤師と患者のコミュニケーションの機会は1 年間でトータル約8億回ほどだと言われています。これは医師以外の医療関係者としては最大のものです。
この数字を見ると、調剤薬局や薬剤師は患者に価値提供できるチャンスに恵まれている職種と言えそうです。しかし患者は、薬剤師の貢献を十分に実感できているとは言えないようです。今回は、薬局や薬剤師の提供する価値が患者へうまく伝わっていない理由について解説します。
薬局・薬剤師の提供価値が伝わりづらい要因とは?
「患者のための薬局ビジョン実現のための実態調査報告」によれば、薬局を訪れる患者の多くは、薬局は「薬を受け取るところ」という認識でした。薬剤師も同様に「薬を渡してくれる人」という認識で、それ以上の価値を実感していないことがわかります。
なぜ、このような認識にとどまってしまうのでしょうか。
その背景には、薬局・薬剤師業務の提供価値は顧客である患者に伝わりづらいという現状があげられます。
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業務特性上、患者に価値を伝える機会が少ない
処方箋受付、レセプト入力、処方箋の印刷入力、疑義照会、調剤、投薬、会計、薬歴入力といった一連の業務の中で患者に接するのは投薬の時だけ。 -
安心して薬を飲める(副作用、相互作用が出ない)ことが薬剤師のおかげ(価値)だと感じにくい
薬剤師の貢献は「(薬による)有害事象を起こさない」こと。何も起きていない状態が価値を創造している状態のため、患者が薬剤師の価値を実感しにくい。
服薬指導などで患者から情報を聞き取る際、患者にとっては薬剤師からの質問に答える(薬剤師に情報を共有する)意図があまり分からないというのも一因でしょう。まずは、コミュニケーションを徹底し、患者の本質的な欲求を理解することが必要になってくるでしょう。
「薬剤師資格をもっていること」だけが強みの薬剤師は、今後国や患者が期待する「信頼できる薬剤師」になることは難しいでしょう。薬剤師として地域や患者にどのような価値を提供できるのかを考え、自分の能力を高める必要がありそうです。
続きは、是非下記の記事よりご確認ください。
Withコロナ時代の薬剤師・薬局業界の課題と解決策を考える
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