薬剤師の資質向上、求められている理由は?
全国の薬剤師へ専門性の高い最新の医薬情報を提供している月刊誌ファーマスタイル。そのWEB版がm3.comで閲覧できるようになりました。薬剤師なら押さえておきたい医療記事を毎月ピックアップしてご紹介します。
6年制薬学教育と薬局・薬剤師への期待
2022年9月17~19日、「医療者としての薬剤師の使命とは」をテーマに服薬ケア医療学会第12回大会が開催されました。
ここでは、日本薬理学会理事長、厚生労働省の各委員会の委員長など、数々の著名な経歴を持つ和歌山県立医科大学薬学部教授の赤池昭紀氏の講演を紹介します。
赤池教授は、「6年制薬学教育とカリキュラムの改訂」「多死社会におけるチーム医療と看取りの重要性」「医薬分業の実現」「電子処方箋の運用」「薬局薬剤師の業務および薬局の機能」について説明。
「6年制薬学教育とカリキュラムの改訂」では2022年の薬学教育モデル・コアカリキュラム作成を紹介し、薬剤師コンピテンシーを備えた人材の育成を目的とする2013年の改訂について、今後もこの考え方は残ると伝えています。
また「多死社会におけるチーム医療と看取りの重要性」において多死社会では看取りが重要となり、チーム医療だけでなく「チームでの看取り」が求められているとし、薬剤師が他職種と連携する機会が増加するなかで他職種からの期待も大きいことが分かったと述べています。
「医薬分業の実現」「電子処方箋の運用」「薬局薬剤師の業務および薬局の機能」については、本記事よりご確認ください。
記事を読む関連記事
「初回処方6割超がDPP-4阻害薬」、学会がアルゴリズム示す
糖尿病治療薬の適正処方の拡充に向け、日本糖尿病学会が「2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズム」を提示しています。4つのステップに基づく薬剤選択方法が分かる内容です。
アダラートCR錠で注意喚起
バイエル薬品から、誤った服用情報を入手したことによる注意喚起です。アダラートCR錠の服用方法について、医療従事者に対し服薬指導の徹底を呼び掛けています。
服薬指導 自宅で手軽に…オンライン化進む
「オンライン服薬指導」に関する話題。日本調剤やアイン薬局における実施内容や利用者の声を踏まえ、メリットだけでなく課題が掲載されている情報です。
ご紹介した記事の他にも、ファーマスタイルでは最新の医療情報を豊富にそろえています。服薬指導や処方監査など、気になるテーマの記事はこちらからご確認ください。