ハロペリドールの投与が禁忌の疾患は?
次の疾患のうち、抗精神病薬「ハロペリドール」製剤の投与が、添付文書上で禁忌に指定されているのはどれか。
- パーキンソン病
- アルツハイマー型認知症
- レストレスレッグス症候群
- 睡眠時無呼吸症候群
- 閉塞隅角緑内障
回答・解説
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抗精神病薬の「ハロペリドール」は、パーキンソン病(A)やレビー小体型認知症の患者に対しては禁忌に指定されています1)。これは、錐体外路症状を悪化させる恐れがあるためです。
「ハロペリドール」は統合失調症の陽性症状(興奮、妄想、幻覚など)に用いられるほかにも、躁状態や強いイライラ、混乱状態を鎮めることにも使われることがあります。
安価で、なおかつ経口・筋注・静脈注射のいずれの方法でも使えるため、色々な場面で選択肢に挙がってくる薬ですが、禁忌の患者にまでうっかりと使ってしまう事故も実際に起きています2)ので、注意が必要です。
【参考文献】
1)セレネース錠 添付文書
2)日本医療機能評価機構「医療安全情報」No.86 2014年1月
※本クイズの内容は2021年11月作成時点のものであり、ご覧頂いた時点で最新情報ではない可能性がございます
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