月に平均、何冊の本を読む?
調剤室で生まれた「ベン」「ゼン」「カン」の三兄弟。薬剤師がイキイキと働けるようにお手伝いをしたい!と奮闘するベンゼン三兄弟が、薬剤師に聞いた実態調査をレポートします。
薬剤師は薬に関するスペシャリスト。そのため薬学の豊富な知識を常に深めていくことが必要ですが、同じ薬剤師でも薬局、病院薬剤師、ドラッグストアなど勤務先によって求められているスキルや能力がことなる部分もあります。
m3.com薬剤師会員の皆さんに、月に平均何冊の本を読んでいるのか、うかがったところ「2冊」20%、「読まない」20%と回答。また仕事やキャリアに関する本については「たまに読む」55%という結果でした。
さらに来年のスキルアップに向けて、関心のある本のカテゴリについては、「薬学」44%、「臨床」34%となりました。
その他、皆さんが2022年に読んだ本の中で、とくに薬剤師におすすめしたい本のタイトルと推薦理由をご紹介します。
Q1:月に平均何冊本を読みますか?
ベン:
5冊以上読むという方もいたね
Q2:仕事やキャリアに関する本は読みますか?
ゼン:
忙しすぎて読めないこともあるぜ
Q3:2022年に読んだ本の中で、特に薬剤師におすすめしたい本のタイトルと推薦理由を教えてください。
薬剤師におすすめしたい本のタイトル
- 患主治医だけが知る権力者 病、ストレス、薬物依存と権力の闇
- 蜂と蟻に刺されてみた
- くるみぱんの薬学x附箋ノートBOOK
- レジデントのための血液透析患者マネジメント 第2版
- ジェネリック医薬品の不都合な真実
- これからの薬物相互作用マネジメント-臨床を変えるPISCSの基本と実践 第2版
- 山手線で心肺停止
薬剤師におすすめしたい本とその理由
-
なんで使うの?そのくすり
基本的な薬について改めて記憶ができた -
医者の本音
医者の暴露本に近く興味深く読める -
薬づくりの真実
製薬企業の開発戦略の一端がわかる -
子どもの敏感さに困ったら読む本
メンタルに問題を抱えている方と接するが、世の中の25%と多いHSPの方の心や病気でない人の不安を理解できた気がする -
映画のなかの医事法学
一度読むとまた読みたくなる一冊 -
病気が見えるシリーズ
病態から検査など患者背景を少し考えることができる -
健康で文化的な最低限の生活
漫画ではあるが、医療従事者として知っておくのも大切だと思う。このような生活に逼迫した人達がいることについて色々な事例が描かれており、分かりやすく切ない気持ちになる -
無菌病棟より愛をこめて
10年も前の本だが、何度読んでもいい。白血病になったミステリー作家の闘病記録だが、笑いが止まらないような場面もあり、前向きさに救われる。実際の骨髄移植に至るまでの内容がすっと頭に入ってきて、ストレスなく読める -
医療従事者のための中医学入門
体質によって気をつけることが分かりやすく書いてある。未病をコントロールできるようになれる入門書 -
実践薬歴
具体的な記入例が多く記載されているのでわかりやすい -
慢性臓器障害の診かた、考えかた
最近発売され、慢性疾患を系統的に捉えた書籍で、多臓器連関の基礎を学べる -
ここが知りたかった腎機能チェック
薬剤師の業務において「腎機能評価」は避けられず、その基礎を学ぶことができる -
がんになった緩和ケア医が語る「残り2年」の生き方、考え方
ずっとがん患者さんに寄り添って来た医師本人が「生きる」こととはどういうことなのかをありのままに描いてある。本当に最期まで生き抜いた関本剛先生のリアルを是非医療者として、またこれからがんになるかもしれない50%のリスクを抱えた人として読んで欲しい -
OTC薬入門
登販でもわかるくらい簡単に説明されている -
ハイリスク薬フォローアップ
具体例が書いてあり難易度は高いが、一冊手元にあってよい本。病院薬剤師のほうが役に立ちそうだが、薬局薬剤師も知るべき内容と思われる -
薬がみえるシリーズ
薬剤だけでなく疾患に関する記述が充実している。広域の処方箋が来て戸惑ったときは確認しておきたい。重複する部分もあるが病気がみえるシリーズも、より理解を深めたい時は参考にしている -
感染防御と栄養
バランスの良い栄養摂取が感染予防に重要であることが言われているが、新型コロナウイルス感染症のように確実な治療法のない感染症の予防にとって栄養は特に重要な問題となる。薬剤師も栄養に関して注目しておく必要がある -
鴨川ホルモー
薬剤師の知識には全く関係ないファンタジー小説ですが、理論的な左脳的思考に偏りがちな薬剤師には右脳を使う良い本だと思う - TED 驚異のプレゼン 人を惹きつけ、心を動かす9つの法則
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プレゼンテーションZen 第3版
学会など人前でプレゼンする際の、話し方やスライド作成の参考になればと思い購入した -
世界一楽しい決算書の読み方
初心者にも入りやすい内容のため、理解が進む
Q1:来年、仕事やキャリアに関する本で関心のあるカテゴリはありますか?
ベン:
来年に向けて、気になる本をチェックしておきたいね
ゼン:
難しい本は最後まで読む自信がないぜ
カン:
少しずつスキルアップに向けてチャレンジしたいところね
ベンゼン三兄弟
ベン・ゼン・カンの三兄弟。調剤室で生まれ、日々がんばる薬剤師を見て育ってきた。薬剤師に元気を届けながら、自分たちもいつか薬剤師になる日を夢見ている。薬剤師がイキイキと働けるようにお手伝いをしたい!と奮闘中♪
《 ベン 》
正義感の強い三兄弟のリーダー。勉強熱心でいろいろなことに興味津々。
熱中するとまわりが見えなくなりがち。
《 ゼン 》
明るくてポジティブな三兄弟のムードメーカー。
調子にのりやすく失敗もするが、立ち直りも早い。
《 カン 》
優しくて気配りのできる三兄弟の癒やし系。控えめだけど実はしっかり者。
なぜかゼンへのツッコミは厳しい。
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