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地域の取り組み最前線

更新日: 2019年2月13日

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薬学生が直面する現実「薬の先に人の命がある」

近畿大学薬学部 伊藤教授に聞く!薬剤師の心構え

 2006年から全国の薬学部で教育課程が見直され、医学部と同じ6年制が導入されました。近年、かかりつけ薬剤師や地域連携、多職種連携など、薬剤師を取り巻く環境が大きく変化し続けています。今、薬剤師になるために、何を身につけることが求められているのでしょうか。今年から近畿地域で始動する先進的な実習の取り組みや、今後、薬剤師が直面する課題などを、近畿大学薬学部医療薬学科の伊藤栄次教授に、薬剤師レポーターが質問しました。

薬局と病院それぞれで11週間の実習

──近畿大学薬学部独自の実習・取り組みがあると、大阪府薬剤師会の方に伺いました。

 本学(近畿大学薬学部)1年次の早期体験学習で、大阪府薬剤師会館の中を見学させてもらっています。大阪府薬剤師会館の職員の方が、薬剤師会の取り組みや、薬剤師の役割など、実体験をもとに、学生に話をしてくれています。
 また、2019年2月から、病院・薬局実務実習近畿地区調整機構と地域の薬剤師会と協力して、5年次の実務実習体制を改変する準備を進めています。

──実習体制の改変とは、具体的にどのような内容でしょうか?

 薬学教育が6年制になって、学生は、薬局と病院それぞれで11週間の実習を受けることになりました。
 今回、近畿地域で始動した取り組みは、薬局と病院が連携して、重複した実習内容を省き、より「薬局ならでは、病院ならでは」の経験ができる、質の高い実習環境を作ろう、という動きです。指揮をとる、病院・薬局実務実習近畿地区調整機構と地域の薬剤師会が中心となって、連携する薬局と病院を、地域毎でグループ化しました。現場の先生方は、最初はかなり苦労されている様子でしたが、徐々に、連絡を取り合って、連携体制ができてきているようです。
 モデルケースとして、大阪府の八尾市立病院のケースがあります。八尾市薬剤師会の協力のもと、八尾市薬剤師会会員の薬局が八尾市立病院と連携しています。(※)
八尾市立病院は、八尾市医師会や八尾市歯科医師会、八尾市薬剤師会と協力し、「病診薬連携システム」を構築しています。(八尾市立病院HPより)

──学生実習が、病院と薬局が繋がる病薬連携のきっかけになるかもしれないですね。

 はい。学生実習をきっかけに、地域で薬局×病院×薬剤師会のグループができて、それが今後の、実務運用における連携に繋がることもあると思います。これまで以上に薬局と病院の間で、緊密に連絡を取るようになっていますからね。

薬学生が直面する現実。グリーフケアの必要性

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