「若年層の女性に対する骨粗鬆症治療薬の選択」について整形外科医が回答
処方箋や投薬に関する薬剤師の疑問のうち、疑義照会で解決しづらいものについて、m3.com医師会員<エキスパート>からの回答を掲載します。
Q.若年層の女性患者に対する骨粗鬆症治療薬の選択基準は?
30代/病院・診療所勤務
40〜50代の比較的若年の女性で、骨密度が低い(YAM値60%台)場合の治療薬選択についてのご相談です。アナボリックファーストの観点からは、テリパラチドやアバロパラチドを早期に使用したいと考えているのですが、若年層では自己注射への抵抗感が強い患者さんも少なくありません。その場合、ビスフォスフォネートかSERMのどちらを選択するかで悩むことが多いです。薬剤選択の基準についてご教示いただけますと幸いです。
5名の「整形外科」医師の回答を紹介します。
医師回答のまとめ
ビスフォスフォネートは長期使用による顎骨壊死や非定型骨折、将来テリパラチド等使用時の効果低下が懸念されるため、優先的には使用されないことが多いです。SERMはリスクは低いものの、適応が閉経後骨粗鬆症である点に注意が必要です。なるべく骨形成促進薬を開始するのが望ましいですが、難しい場合はVD服用や運動療法も併せて検討し、総合的に治療方針を決定します。