調剤薬局での感染症対策体験〜コロナになって変わったこと〜
キクオが勤務している個人薬局の感染症対策
私、キクオは個人薬局に勤めています。コロナが激しくなってきた時期でも、会社トップである代表(非薬剤師)から「感染症対策をなにかしてるか~?」という声かけはありません(爆)。
ウソでしょ!?
唯一あった連絡はこちら「そっちは大丈夫?」。
(おーい!代表!あんたの方も大丈夫か?)
まぁ、私が働いている薬局が少し特殊なだけかもしれませんが…。
なので、私が勤める薬局では会社から「コロナの感染症対策」をあれやれこれやれ~!と指示される訳ではありませんでした。あくまでもキクオや事務さんたちが自分でやってね!というスタイルであったので、キクオは薬局にどんな感染症対策が必要なのかを調べることからスタートさせたのです。
消毒薬とマスクは薬局にいても手に入らない!!
気が利く事務さんは薬局の投薬台を拭く用の消毒薬をコロナが流行る前に1個多く注文をしていました。薬局ではネットでいろんな衛生用品を購入しているのですが、コロナ流行当初、消毒液などは、抽選応募みたいな対応になっていましたね。入庫日を確認してPCの更新ボタンをポチポチ!あ、まだ売り切れだ…(泣)。
そして今でも覚えているのですが、その数週間後にネットやドラッグストアでも消毒薬・マスクが購入できないことが発覚しました。
消毒薬の買い貯めを、私たちの薬局はできたかもしれません。でもそのようなことは行いませんでした。周りにも同じように困っている医療機関はあるはずだと思ったからです。私たちは卸さんに消毒液がなくなる時期や欲しい必要最低限数を先に伝えて対応をしていましたね!
マスクは本当に手に入りにくかったです。
医薬品卸さんに頼んでも「いつ入るかわかりません」の一点張り。うげ。
メルカリなどで高額なマスク転売が起こっていた時ですね。過去分のマスクストックがあったので、代表に確認して、従業員のスタッフに均等に配布したりもしました。中にはご自宅からマスクを持ってきてくれる事務さんもいてホッコリ。薬局のみんなで謎の結束力が付いたのでした。
感染症対策グッズに70万円の補助金が出た!!
薬局では国から医療機関・薬局等における感染症拡大防止等の支援として70万円分の費用補助を受けました。さてさて何を買おうか。
消毒薬やマスクが対象になるのかもちろん調べます。待合室が狭い薬局だったので、換気を目的としたアイテムを購入したいと考えて空気清浄機を購入しました。パーテーションなども購入を検討しましたが、空間がより狭くなってしまう恐れがあり、密を自ら作ってしまうかも…など正直、何が正解なのかわからない状態でした。天井から仕切りを吊るす方法もあり、悩みました。
結局大きな買い物は、空気清浄機、オゾン除菌による機器に決定しました。設置してスイッチを押すだけという手軽さも購入理由でした!
実際大切なのって薬剤師の意識と患者さんへの対応じゃね??
薬局では今でも空気清浄機、オゾン除菌の機器は稼働しています。
でもさ、これだけが正解だとはキクオは思いません。薬剤師自身がコロナにかからないことをもっと実践すべきです。例えば、薬局に出たり入ったりした際には手洗いとうがい、消毒を必ずセットを実施。1時間に1回は部屋の換気。鼻マスクしている患者さんやお札をペロってする方に優しく伝えてあげる。薬局内では自分で自分を守る術を共有することが必要だよね。
コロナが流行して変わったこと
結局は、仕事終わりの徹底した消毒などのルールをスタッフと決めました。患者さんが良く触る投薬台、イス周辺の棚、雑誌を中心に今も薬局では継続しています。手洗いとうがいはマスト。外に用事があり、薬局に帰ってくる際には手洗い→うがい→液状の消毒薬のルーティンをするようにしました。
そこで、問題になったのが消毒薬による手荒れでした。ひび割れやカサカサなど消毒薬のタイプによって自分の手に合わないものもあるのだと実感することもできましたよ。
さらに、マスクによる肌荒れも!キクオは顔の肌荒れは大丈夫ですが、耳にフィットしないマスクだと、耳の根本が痛くなり、炎症を起こすことはありましたね。患者さんからもマスクの付け過ぎによる肌荒れの相談も受けたことがあります。これはコロナになってから変わった点となりました。
薬局に出入りしたら、手洗いとうがい、消毒、それをスタッフや患者さんにも共有しましょう。薬局の換気を小まめに実施するなどをルール化しましょう。そして、消毒やマスクの確保!買い込みは良くないよ~!
まだ当薬局や隣のクリニックでも陽性の方は発生していません。でも今後は本当にどうなるかわからない状況です。個人的には居酒屋で一杯ひっかけたいところですが、引き続き不要不急な外出は避けて行動しましょうね!それでは、また!