ウゴービ®とオゼンピック®の薬価が異なる理由
2024年の診療報酬改定に関する記事をまとめた
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参考記事:肥満症薬ウゴービ薬価収載へ、ピーク時予測328億円中医協が了承、美容目的使用や安定供給に懸念の声も
ウゴービ皮下注はGLP-1受容体作動薬で、対象は肥満症の患者。ただ、高血圧、脂質異常症、2型糖尿病のいずれかを有し、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られず、(1)BMIが27kg/m2以上で2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する、(2)BMIが35kg/m2以上――に該当する場合に限られる。0.25mgから投与を開始し、4週間の間隔で、0.5mg、1.0mg、1.7mg、2.4mgの順に増量する。
日本人を対象とした臨床試験でも体重減の効果が見られている。原価計算方式に有用性加算がつき、薬価は2.4ミリグラムのキットで1万740円。ノボノルディスクファーマは、ピーク時は10万人に投与され328億円の市場規模を予測している。既に2型糖尿病の治療薬として承認されているオゼンピックと同じ成分だが、肥満症への適応は初。
2023年11月22日、新医薬品の薬価収載が行われ、注目の肥満症治療薬ウゴービ®皮下注 SDも薬価収載され、保険診療で使用されることが決定しました。ウゴービ®の有効成分はセマグルチドです。セマグルチドは持続性GLP-1受容体作動薬オゼンピック®皮下注と経口GLP-1受容体作動薬リベルサス®錠の有効成分として、2型糖尿病の治療に使用されています。
セマグルチド製剤3種類の薬価
ウゴービ®とオゼンピック®、リベルサス®の薬価を比較してみます。