「静菌性より”殺菌性”抗菌薬が優先されるケース」について専門医が回答
処方せんや投薬に関する薬剤師の疑問のうち、疑義照会で解決しづらいものについて、m3.com医師会員<エキスパート>からの回答を掲載します。
Q.静菌性よりも殺菌性の抗菌薬を優先して使用するべきケースとは?
20代/病院・診療所勤務
ASTの一員として抗菌薬の提案を行った際に、「静菌性」であることを理由に提案が却下されることが何度かありました。好中球減少や免疫抑制状態では殺菌性抗菌薬を選択する意義があると思いますが、それ以外にも殺菌性が優先される場面があれば、ご教示いただけますと幸いです。
5名の「泌尿器科」「呼吸器科」「耳鼻咽喉科」医師の回答を紹介します。
医師回答のまとめ
免疫低下例や迅速な菌量低下が求められる場合では、殺菌性抗菌薬が優先されることが多いです。ただし、多くの感染症では静菌性と殺菌性で明確に有効性の差が示されているわけではありません。感染部位や疾患特性、耐性状況などを総合的に踏まえた判断が重要です。