【2026改定】長期収載品のクレーム対応法!先発品負担2倍への答え方
先発品(長期収載品)を希望する患者さんへの「選定療養」は2024年10月にスタートし、これまで患者さんの追加負担は先発品と後発品(ジェネリック)の価格差の「4分の1」でした。ところが2026年6月の調剤報酬改定では、この負担割合が一気に「2分の1」へ引き上げられます。
つまり、同じ薬を選び続けているだけなのに、自己負担だけが約2倍になるケースが生じるのです。「先月と同じ薬なのになぜ急に高くなったの?薬局が値上げしたの?」——このクレームが2026年6月以降、全国の薬局窓口で急増することは容易に想像できます。
改定前に正しい知識と対応フレームを準備しておくことが、薬剤師としての信頼を守る最大の武器になります。
26改定でクレーム!?アムロジピン等の先発品(長期収載品)の自己負担が2倍になる背景
<患者さんのデータ>
70代女性 Aさん(慢性疾患で通院歴10年)
<処方内容>
・アムロジピン錠5mg「ノルバスク」30日分
・アトルバスタチン錠10mg「リピトール」30日分
※いずれも後発品(ジェネリック)あり・安定供給中
薬局クレーム事例「今月からまた先発品の値段が上がったのはなぜ?」
「長年飲み慣れていて安心だから、高くても先発品を自分で選んで続けてきました。 でも…今月からまた値段が上がったのはなぜ?薬は同じなのに負担だけ増えて納得できません!」
先発品(長期収載品)料金のクレームに対する最適な返答はどれ?
- 「Aさんのお気持ち、よく分かります。2024年から差額をご負担いただいていたのに、さらに上がるのは辛いですよね。2026年6月から国の制度で負担割合が差額の4分の1から2分の1に変わりました。引き続き先発品(長期収載品)を続けることも、後発品(ジェネリック)に変えることも選べますので、ご希望をお聞かせください」
- 「ご不便おかけして申し訳ありません。今回の変更は2026年6月からの国の制度改定で、選定療養の患者負担割合が4分の1から2分の1に引き上げられたものです。先発品(長期収載品)の継続・後発品(ジェネリック)への変更・主治医へのご相談という3つの選択肢がございますので、ご希望をお聞かせください」
- 「それは驚かれましたよね。2024年から差額をずっとご負担いただいていたのに、今度はさらに増えるというのは、納得しにくいお気持ちだと思います。今回の変更について少し詳しくご説明してもよいですか?Aさんにとって一番よい選択肢を、一緒に考えさせてください」
クイズの回答と解説:2024年の改定から負担が増えた患者の心理とは