一般的には高給取りのイメージが強い「薬剤師」。厚生労働省の「平成27年賃金構造基本統計調査」によると平均年収は537.5万円、職種別にみると19番目の高年収です。一方、実際に薬剤師として働いている先生はどう思っているのでしょうか!?m3.comの薬剤師会員に伺いました。
不満に思う理由
- 責任、ポジション、仕事内容に見合っていない
- 労働時間に見合っていない
- 仕事の成果が妥当に評価されていない
- 同業他社に比べて低い
- 同世代の中でも低い方だから
満足している理由
- 責任、ポジション、仕事内容に見合っている
- 労働時間に見合っている
- 求める生活水準を満たせる額だから
- 仕事の成果が妥当に評価されている
- 同世代の中では高い方だから
病院薬剤師の報酬は元々低めなので、これ以上下がる可能性は少ないと思うが、 調剤薬局薬剤師の報酬は既にバブル崩壊しており、診療報酬改定毎に厳しい状況に追い込まれていくはず。
4年制大学の文系学部を卒業した同級生は同じ企業内の別部門ですが現在年収900万円、薬局部門の私の1.5倍近い年収です。 残念ながら薬剤師として現場にいる限りこれだけの年収は望めません。
まだまだ尽きないお金の悩み
意識調査編
「ボーナス増えた」はわずか18%
年俸制にて支給なし。
週30時間のパートで、ボーナスはありません。寸志でもあればやる気も増すと思うのですが。
大手チェーンの傘下に入ったため、かなり増額されました。
転職の理由は「条件への不満」「スキルアップのため」「人間関係」「給与への不満」
給与が不満なら、薬剤師の責任をもっと重くすべき。その環境が整うようなら薬剤師が取れる金額もまた増えるだろうから、給与も上がると思われる。
残業少なめとか1分単位で残業代を出しますとか募集時には謳っているが実際入ると退社時間にタイムカードを押させて実際には業務が残っていて帰るに帰れない職場だったりする。まともにタイムカードを押していると上から嫌味を言われる。休みも非常に取り辛い職場の雰囲気だったりします。
薬剤師コミュニティ(掲示板)編
疑義照会のコツ
薬剤師の業務が広がる中で、変わらず重要な役割を持つ疑義照会。医師と患者さんをつなぐとても重要で欠かせない業務ですが、苦手意識を抱く薬剤師は少なくありません。そこで、薬剤師から寄せられた質問にズバリ回答!
どうなる!? 2025年の薬局薬剤師
これから先、薬剤師の将来はどうなっていくのか?生き残りをかけ必要なスキル、知識は何なのか?医薬ジャーナリストであり、『次世代薬局研究会2025』代表の藤田道男氏が、今後10年の薬剤師業界の未来を予測します。
在宅医療における薬剤師の役割
超高齢社会に突入している日本。厚生労働省も在宅医療・介護を推進していますが、薬局、薬剤師の参加にはまだまだ高い障壁があると言わざるを得ません。緩和ケアを行う在宅専門薬局で実務を重ねる薬剤師 前田 桂吾先生が語る現場の実態や課題とは?